SF
マイノリティ・リポート †
ジャンル:SF †
名セリフ †
- 「殺人が・・・起こる・・・」
- 「予知能力保持者(プリコグ)により警告された"事件1108"。立会人はジェームズ博士とボラード首席判事。おはようございます」
「おはようございます」
「事件1108についての調査を承認されますか?」
「承認します」
「見つけて逮捕して下さい」
「これを設定して」
「犯行予定時間は午前8時4分24分13秒後、衝動的殺人です」
- 「殺人が起こる場所を、この予知映像から特定するんです」
- 「被害者と加害者の名前、後は予知能力保持者(プリコグ)の予知映像から推理をします」
- 「予知は4日前に可能なのでは?」
「"赤い玉"の予知情報は発作的な犯罪ですので、予知は遅れます。最近、計画犯罪はほとんど発生しなくなりました」
「このシステムの成果だね」
- 「殺人の起こらない世界。 "親友を失いました" "おばを殺されました" "父を失いました" "妻が殺されました" 6年前、アメリカの殺人件数は天文学的な数字になり、奇跡を待つのみでした。 その"奇跡"が3人の予知能力保持者(プリコグ)なのです。犯罪予知システムにより、首都の犯罪は何と90%も減少。 "車に殺人犯がいました" "レイプ犯が逃げました" "犯人から刺されます" 1年で殺人はアメリカの首都から消滅しました。 "システムが実施されて今年で6年になります。殺人事件の件数はゼロです" 犯罪予知で皆安心。 このシステムにより、アメリカの国民は安全な暮らしを保証され、そればかりか自由を侵されることもありません。 犯罪予知で皆安心。 皆安心。 皆安心。 選挙では"犯罪予防法案"の成立に1票を!」
- 「試験管で作ったわけではない普通の人間なのよ。私は麻薬患者の子供のDNA研究をしていたわ。10年程前のニューロインが出回り始めた頃で、それはひどい粗悪品だったわ。今は精製されてインテリもご愛用してるわね。子供の多くは脳に障害が残り、平均寿命は12歳がやっと。でもそこから生き延びた少数の子は、驚くべき能力を持っていたのよ。そのこたちは、夜中に悲鳴をあげて目を覚ますのよ。夜にベッドに入り目を閉じると、夢で殺人の場面を見るのよ。それも次から次へとね。やがて私達は気づいたわ。彼らの"夢"は現実であって、その殺人が実際に起こる事をね」
「子供の多くは死んだんですか?」
「そうね、大勢の子達が死んだわ。手当てを間違っていたのかもね。それは今となってはどうでもいい事だわ。あのシステムは完璧ね」
「僕は殺人などしないですよ。ましてや、会ってもない相手です」
「物事の成り行きで今に殺す羽目になるのよ」
「僕は防ぎます」
「どうやって?」
「冷たいですね」
「仕方が無いわ。プリコグはいつも正しいからね。でも時々は異なった予知をする事もあるわ」
「何ですって?」
「大抵の場合、3人の見るイメージは同じだけど、イメージが一致しない場合があるのよ」
「本当ですか?それは初めて聞きました」
「なぜなら、"少数派の報告(マイノリティ・レポート)"は破棄されるのよ」
「どうしてですか?」
「"システムが完璧でない"という疑いを消すためね。司法システムには、わずかな疑問の余地も許されないのよ」
「それでは、冤罪ということもありえますか?」
「"逮捕されたけど、別の未来はあったかも"という人は、中にはいるでしょうね」
「局長はその"少数派の報告(マイノリティ・レポート)"の事を知ってるのですか?」
「私と彼はシステムの生みの親だわ。親は子供の欠点を見たがらないものよ」
「はっきりと教えて下さい。局長はその"少数派の報告(マイノリティ・レポート)"の事を知ってるのですか?」
「そうね、もちろん知ってるわ。でも、私達は"無視してよい問題だ"と考えたわ」
「あなた達はそうでしょうね。逮捕された人達はどうなんですか?もし世間に知れたら・・・」
「システムは崩壊ね」
「そんな馬鹿な・・・」
ストーリー †
- 西暦2054年、未来のアメリカでは犯罪予防局のシステムにより、殺人犯罪が激変していた。そのシステムは、未来を予知できる予知能力保持者(プリコグ)により予知された殺人を捜査し防止するものであった。予防局の主任であるジョン・アンダートンは、ある日自分が殺人犯になると予知され、追われる身になる。
見所 †
キャスト・スタッフ・公開年 †
- 出演:
- ジョン・アンダートン(男):トム・クルーズ
- ダニー(男):コリン・ファレル
- 監督:スティーヴン・スピルバーグ
- 公開年:2002年
- 製作国:アメリカ映画
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