サスペンス
野獣死すべし †
名セリフ †
- 「じゃあな」
「あのー、サイレンサー発射時の発射音と、貫通能力を試したいんですけど」
「そんな事勝手にやれ。どこの組の者だか知らねえが、プロだろうが」
- 「寝ますか。寝る前にお話ひとつ、してあげますよ。リップ・ヴァン・ウィンクルの話って知ってます?いい名前でしょ。リップ・ヴァン・ウィンクル。彼がね、山に狩りに行ったんですよ。山へ狩りに。そこでね、小人に会ったんです。何ていう名前の小人だったかは忘れましたけどねえ。ずいぶん昔の話だから。とにかくその小人に会って、ウィンクルはお酒をごちそうになったんですよ。そのお酒があまりにもおいしくて、どんどん酔ってしまったんです。そして、夢を見たんです。眠りに落ちて。夢を見たんです。寒いですか?寒いでしょ?その夢はね、どんな狩りでも許されるという、素晴らしい夢だったんです。ところがその夢がクライマックスに達した頃、惜しい事に、目が覚めてしまったんですよ。辺りを見渡すと、小人はもういなかった。森の様子も少し変わってた。ウィンクルは慌てて妻に会う為に、村へ戻ったんです。ところが、妻はとっくの昔に死んでたんです。村の様子も、全然変わってましてね。わかります?つまり、ウィンクルが一眠りしている間に、何十年もの歳月が経っていたんです。おもしろいでしょ?」
「・・・あんたには、はじめっから妻なんかいなかったじゃないか」
「僕の話をしているわけではないでしょう。リップ・ヴァン・ウィンクルの話をしているんですよ」
「リップ・ヴァン・ウィンクル・・・ 小人に、何ていう酒をもらったんだ。できれば、俺も飲んでみたいなあ」
「覚えてます。ラム、コァントロ、それにレモンジュースを少々、シェイクするんです。わかりますか?」
「X・・・Y・・・Z・・・」
「そう、これで終わりって酒だ」
ストーリー †
- かつて通信社のカメラマンとしておぞましい戦場を渡り歩いていた伊達は、社会生活のかたわら銀行襲撃を企てていた。伊達は同じ野獣の血を感じた真田を仲間に引き込み、狂気の行動に突き進んでいく。
見所 †
キャスト・スタッフ・公開年 †
- 出演:
- 伊達邦彦(男):松田優作
- 華田令子(女):小林麻美
- 柏木秀行(男):室田日出男
- 真田徹夫(男):鹿賀丈史
監督:村川透
- 公開年:1980年
- 製作国:日本映画
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シベリアン †
シベリアン? (2019-02-05 (火) 08:19:46)
正気と狂気 静と動 松田優作に神と鬼を見ました。
名優室田日出男も最後の光