ドラマ

残菊物語

ジャンル:ドラマ

名セリフ

  • 「若旦那、お帰りなさいまし」
    「おお、お徳じゃないか。今時分、何してんだい」
    「このお坊ちゃん、とてもおむずかいなんです」
  • 「若旦那、今日、私、若旦那のお芝居見せて頂きました」
    「そうかい」
    「いいえね、坊ちゃんを連れていりやの家に帰ったんです。そしたらおばが来てましてね。若旦那のお芝居の事で嫌な事を言うんですのよ。私、若旦那の弟さんの乳母でしょ、そんな事を言われては悔しくてね。だけど、今度の若旦那のお芝居を見ていないもんですから。それで、さっそく帰りに拝見したんです」
    「どうだった?」
    「若旦那、世間のおだてやお世辞に乗ってはいけませんよ。お芝居を見せて頂きましたけど」
    「だめだったかい?」
    「ええ」
    「そんなに下手かなあ」
    「おばの言うのも無理はないと思いました。私、若旦那に怒られても構いません。正直に言いますわ」
    「いいよ。言っておくれ」
    「若旦那は、六代目をお継ぎになるお方でしょう?そりゃあ、まだお若いんですから、たまには、ごひいきすじや、お付き合いでお遊びになるのも結構だと思いますけど、肝心の芸の事をお忘れになっちゃいけないと思いますわ。大旦那がよくおっしゃる、『芸は俺達の命だ。芸だ。芸だ。芸を除いては、五代目菊五郎だって普通の人間と変わりはないんだ』 生意気な事を言ってすみません」
    「ありがとう。そんなに言ってくれたのは、お前が始めてだよ」
    「いえ、そんなにおっしゃて頂いては。じゃあ、生意気ついでに、また言ってしまいますが、さすがはおとわや屋の跡継ぎだと言われて、立派に大旦那のご得心のいくようにおなりになってくださいまし。 おや、うっかりおしゃべりして、坊ちゃま夜露濡らしちゃ大変だ。 若旦那、うかうかしてるともう夜が明けますよ。さ、ご一緒に参りましょう。大丈夫ですよ。私にこっそりついてらっしゃいまし。 若旦那、本当に生意気な事を言って、堪忍して下さいね」
    「ん」

ストーリー

  • 歌舞伎の名門の五代目菊五郎の養子である菊之助は、歌舞伎の芸が下手であったが周囲におだてられ、自惚れていた。奉公人のお徳は、菊之助に面と向かって芸のつたなさを批判し、また励ました。大いに心を打たれた菊之助は、改心しお徳を慕うようになる。

見所

  • 芸道の苦労
  • 身分違いを超えた恋

キャスト・スタッフ・公開年

  • 出演:
    • 尾上菊之助(男):花柳章太郎
    • お徳(女):森赫子
  • 監督:溝口健二
  • 公開年:1939年
  • 製作国:日本映画

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無題

aks? (2010-08-12 (木) 22:11:59)



残菊物語

  • 封建的な男に尽くす話も女の男をみる目と育て方ひとつでいかに違うか。二世ばやりの今の世相に活きている。溝口健二は凄い。 -- aks? 2010-08-12 (木) 22:26:15
  • aksさん、まさにそうですね。古くならない普遍的なテーマですね。 -- funyara9? 2010-08-13 (金) 01:46:10


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Last-modified: 2013-06-10 (月) 18:24:43 (1891d)

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