ドラマ

羅生門

ジャンル:ドラマ

名セリフ

  • 「わかんねえ。さっぱりわかんねえ。何がなんだかわかんねえ」
    「どうしたい。何がわからねえんだ」
    「こんな話は聞いたことがねえ」
    「だから話してみなよ。ヘッ いいあんばいに、ここには物知りらしい坊さんもいるこった」
    「いや、物知りで名高い清水寺のこうにん上人でも、おそらくこんな不思議な話はご存知あるまい」
    「へえ、じゃ、お前さんもその不思議な話ってのを知っているのか?」
    「この人と二人で、この目で見、この耳で聞いてきたばかりだ」
    「どこで?」
    「検非違使の庭でだ」
    「検非違使?」
    「人が一人殺されたんだ」
    「なあんだ、人の一人や二人。この羅生門の廊の上を上がってみろ。引き取り手のない死骸が五つや六つ、いつでもゴロゴロ転がってらあ」
    「そうだ。戦、地震、辻風、火事、飢饉。来る年も来る年も災いばかりだ。 その上、盗賊の群れが、津波のように荒らし回らぬ夜はない。わしもこの目で、虫けらのように殺されていく人をどのくらい見たかわからん。しかし、今日のような恐ろしい話ははじめてだ。そうだ、恐ろしい話! 今日という今日は、人の心が信じられなくなりそうだ。これは、盗賊よりも、恨みよりも、飢饉や火事や戦よりも、恐ろしい」
    「もしもし坊さん。説教はたくさんだ。何やらおもしろそうな話だが、雨宿りの暇つぶしに聞いたまでだ。退屈な屁理屈を聞くくらいなら、だまって雨の音を聞いてるよ」
  • 「三日前だ。わしは、山へ薪を切りに行った。 あわててわしは、最寄の役人まで届け出た。それから、三日目の今日、わしは検非違使の長に呼び出された」
    「はい、さようでございます。あの死骸を最初に見つけたのは、確かにこの私でございます。はい?太刀か何か見えなかったか?い、いえ、何もございません。木の枝に、市女笠が一つ。踏みにじまれた侍えぶしが一つ。死骸の傍らに、断ち切られた縄が一つ。それから、少し離れた落ち葉の上で、赤字塗りのお守り袋が光っております。はい。あのあたりに落ちていたものは、確かにこれだけでございます。はい」
  • 「卑怯な隠しだてはせん! 確かにあの男を殺したのは、この多襄丸だ! おれはあの夫婦を見たのは三日前のおそろしく暑い午後のことだ。しかし、その時急に青葉を鳴らして涼しい風が吹きわたった。そうだ、あの風さえ吹かなければ、あの男もおれに殺されずに済んだものを」

ストーリー

  • 時は平安時代、薮の中で殺人事件が起こった。殺された者の目撃者、自分が刺したという妻、殺したという盗賊の多襄丸、巫女による白状・証言を聞くと、それぞれの話がくい違い、真実が分からなくなっていく。

見所

  • 人間の本質
  • 美しい映像美

キャスト・スタッフ・公開年

  • 出演:
    • 多襄丸(男):三船敏郎
    • 金沢武弘(男):森雅之
    • 金沢の妻・真砂(女):京マチ子
    • 杣売(男):志村喬
    • 旅法師(男):千秋実
    • 巫女(女):本間文子
    • 旅免(男):加東大介
  • 監督:黒澤明
  • 公開年:1950年
  • 製作国:日本映画
  • 原作:芥川龍之介「藪の中」

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Last-modified: 2019-08-15 (木) 00:54:14 (91d)

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