ドラマ
カッコーの巣の上で †
ジャンル:ドラマ †
名セリフ †
- 「ランドル・パトリック・マクマーフィ38才。 なぜこの病院に来たか分かるかね?」
「さあ? 書類には何て? タバコを吸っても?」
「いいとも」
「これにはこう書いてある。"君は好戦的で勝手な発言が多く、課かされた労働を嫌う傾向がある"」
「ガムもかむ」
「ここへ送致されたのは鑑定を受けるためだ。君が精神的に病んでいるのかどうか。なぜだと思うかね?」
「思い当たる理由といえば・・・ よく暴れることかな」
「刑務所で?」
「そうじゃなくて・・・」
「更正農場からなぜここへ?」
「そいつは分からねえ」
「この書類によると君は、1、2・・・ 少なくとも5回は暴行で捕まってる。それについては?」
「たかが5回ですぜ。マルシアノは40回戦って富豪だ。そうさ」
「今回の逮捕は・・・ 淫行罪だね?」
「あの娘が自分で18才だと言ったんだ。それにレイプじゃない。合意の上だ。もちろん我慢すべきだった。だけどここだけの話だが、ピチピチ娘が目の前で股を開いてたら、いただかないほうがクレージーだ」
「それは、まあ・・・」
「それで逮捕なんて男にゃ酷だぜ。我慢してもクレージー、暴れてもクレージー。何が何だかさっぱり分からねえ。確かに俺は乱暴なバカ野郎だ。だけど、それだけだ」
「正直に言おう。これによると、彼らは君の異常行動をこう考えている。"労働逃れのためのフリだ"と。どう思う?」
「そんな男に見える?」
「率直に話そうじゃないか。心に問題があると自分で思うかね?」
「全然。俺は現代科学の天才だ」
「しばらく入院してもらうよ。観察して何らかの診断を下し、必要な処置をとることにする」
「ちなみに院長、俺は100%協力するぜ。診断を下すために全面的に協力する。R・P・マクマフィーの正体を俺も知りたいからな」
「」
- 「バスケ知ってる? 教えてやるよ。 うってつけだぜ。 要するに玉入れゲームだ。 まずはここに立って。 お前の定位置だ。動くんじゃないぞ。ここだ、いいな。さ、ボールを持って。そう、しっかり。 つぶしちゃダメだぞ。それをカゴに入れるんだ。わかった? それじゃ腕を上げてボールを持ち上げて」
「マクマフィー、彼に話でも聞こえてないぜ」
「話しちゃいないよ。独り言だ」
「意味がないぜ」
「毒にもならんさ。嫌か?チーフ。 ほらみろ。 さてそれじゃ、両手を上げてみよう。ぐっと上に。分かるか?上げるんだ。さあ、腕を上げて。そうだ、いいぞ! ずうっと上まで! できるじゃないか! それじゃ次は、飛び上がってカゴに入れてみな! ドカンと! 飛び上がってぶっ込むんだ!」
- 「婦長さんに言われて考えたんだ。胸の内を吐き出すってことを。そこで俺も吐き出したいと思う」
「大変よいことですね。どうぞ」
「知っての通り、今日からワールドシリーズだ。だから今夜の作業予定を変更してテレビ観戦したい」
「つまり、あなたは入念に練られた日課を変えたいと?」
「多少の柔軟性はいい刺激だ」
「そうとは限りません。日課に慣れるのに長い月日を要した人は急な変更に戸惑います」
「シリーズ終了後に戻せばいいさ。天下のワールドシリーズだぜ」
「議論は平行線のようなので、民主主義の国らしく多数決をとってみては?」
「いいね、やろう!」
ストーリー †
- 舞台は精神病院。主人公のマクマーフィーは精神病のふりをして他の病人をはげまし、病院のルールを破ろうとする。
見所 †
キャスト・スタッフ・公開年 †
- 出演:
- マクマーフィ(男):ジャック・ニコルソン
- チーフ(男):ウィル・サンプソン
- ラチェッド(女):ルイーズ・フレッチャー
- 監督:ミロス・フォアマン
- 公開年:1975年
- 製作国:アメリカ映画
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無題 †
ボッフィー? (2008-06-13 (金) 17:52:38)
自由の大切さ、指導者の不必要さ、とても素晴らしい映画でした
最後のシーンは生涯、忘れないことでしょう