ドラマ
ゴッドファーザー †
ジャンル：ドラマ †
名セリフ †
- 「アメリカはいい国だと信じている。財産も作れたし、娘もアメリカ風に育てた。自由も与えた。家の名前を汚さない限りは。 娘に男が出来た。イタリア人ではないが、夜遅くまで遊んでも怒らなかった。二ヶ月前、娘は男に誘われてドライブにいった。男の友達も一緒だった。二人は娘を酔わせて乱暴をした。娘は抵抗した。操を守ろうとして。 奴らは娘を動物のように、袋だたきにした！ 病院に行くと、娘は鼻をつぶされ、あごは砕かれて、ワイヤーで繋ぎ合わされていた。娘は痛みで泣く事もできず･･･ 私は泣いた。そうでしょう。娘は私の生きがいだ。美しい娘が･･･ 二度と見られない姿に･･･ 私は警察に行った。訴えた。その男達は裁判にかけられた。判決は、懲役３年、執行猶予あり。執行猶予！ 放免じゃないか！ 呆然と立っていると、奴らはあざ笑いやがった。 許せない！ それでドン・コルレオーネの所へ来た訳です」
「なぜ最初から、わしの所へ来なかったんだ？」
「お礼は何でもします。 娘の仇を」
「どんな？」
「殺して下さい･･･」
「だめだ」
「金ならいくらでも出します」
「長い付き合いだが、頼まれ事は初めてだな。君の家に招かれたのも遠い昔の事だ。家内は、君の娘の名付け親なのに。君はわしを敬遠していたな。借りを作るのを恐れて」
「ただ、静かな生活がしたかったんです」
「分かるよ。アメリカは天国だ。商売は繁盛するし、警察は守ってくれる。わしの存在などは迷惑だな。それが今、"ドン、制裁を頼む"か。友情も無く、わしをゴッドファーザーとも呼ばずに、わしの娘の結婚式に突然来て、人殺しを頼む？金はいくらでも出す？」
「裁きをして欲しいんです」
「君の娘はまだ生きているじゃないか」
「奴らにも苦しみを与えたい！ 娘のように･･･ いくらですか？」
「ボナセーラ。 わしはそれほど情けない男に見えるかね？ 君が友人として来るのなら、そんなクズなど、すぐに処分してやれる。善良な君を苦しめる者は、わしが許さん。君が友人ならな」
「私の友になってくれますか？ ゴッドファーザー」
「よろしい。 いつか、わしが何か頼む事があるかもしれん。その日まで、裁きは娘の結婚祝いとしよう」
「ありがとう」
「この仕事は、クレメンザにさせろ。奴なら、やり過ぎはせんだろう。頼まれたとはいえ、わしらは人殺しではない」
- 「家族は円満か？」
「はい」
「よし。家族を大事にしない奴は男じゃない。 ひどい顔だ。しっかり食え」
- 「皆も知ってるだろう？ わしが頼みを断ったのは一度だけだ。理由がある。麻薬だからだ。あれは我々をも破滅させる。ギャンブルや酒や女とはわけが違う。酒や女は、教会が禁止しても人々は求めてくる。警察ですら、ギャンブルなどは目をつぶるが、麻薬はそうはいかん。この考えは、今も変わらん」
「時代は変わったんだよ。好きな事ができた昔とは違う。助け合いが必要だ。ドン・コルレオーネは政治家を押さえている。我々にも利用させるべきだ。うまい水は、分かち合いたい。もちろん、見合った礼はする。何も共産主義とは言わんよ」
「ハハハ･･･」
- 「だが、一つ言っておく。末の息子が国を追われている。ソロッツォの件でだ。わしは、息子を安全に国に戻してやりたい。息子に罪は無い。わしは迷信深い。万が一、息子が事故にあったり、警官に撃たれたり、あるいは首を吊ったり、雷に打たれても、わしはここの誰かを憎む。その時は許さん」
ストーリー †
- 舞台はアメリカのニューヨーク。マフィアのコルレオーネ・ファミリーは、ゴッドファーザーと尊称される首領のドン・コルレオーネを元に、勢力を誇っていた。ドン・コルレオーネは、敵対するファミリーに襲われた。
見所 †
キャスト・スタッフ・公開年 †
- 出演：
- ドン・ヴィトー・コルレオーネ(男)：マーロン・ブランド
- マイケル・コルレオーネ(男)：アル・パチーノ
- ソニー・コルレオーネ(男)：ジェームズ・カーン
- フレド・コルレオーネ(男)：ジョン・カザール
- ケイ・アダムス・コルレオーネ(女)：ダイアン・キートン
- トム・ヘイゲン(男)：ロバート・デュヴァル
- クレメンザ(男)：リチャード・カステラーノ
- コニー・コルレオーネ・リッジ(女)：タリア・シャイア
- 監督：フランシス・フォード・コッポラ
- 公開年：1972年
- 製作国：アメリカ映画
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