ドラマ
ペーパー・ムーン †
ジャンル:ドラマ †
名セリフ †
- 「どうして私を送るの?」
「えっ?」
「どうして私を送るの?」
「同じ方角だからね、アディ。ところで、町を出る前に寄る所がある。商売だよ」
「ママとはどういう関係だったの?」
「親しかったよ」
- 「ママとバーで会ったの?」
「どうしてそんな事を聞くんだい?」
「伯父さんが、あなたがパパじゃないかって言ってた」
「それは違うよ。ホットドッグを食べなさい」
「あなたはパパなの?」
「違うよ。薬味を取ってくる。もっとうまくなるぞ。気持ちはわかるよ。俺も早くに両親をなくしたからね。パパと言いたい所だけど違うよ」
「バーで会ったのに」
「だからといってパパとは言えないよ。さあ、早くお食べ」
「パパじゃないのなら、200ドルを返して」
「なんだって?」
「200ドルよ。話は聞いてたわ。あれは私のお金じゃないの」
「ちょっと待って」
「あなたは私のお金を取ってるわ」
「静かに!」
「あの200ドルは私のよ!」
「待てよ! あれには訳があるんだ」
「パパなら別だけど」
「違うよ。噂話を信じちゃだめだよ!」
「似てるわ」
「似てるもんか!まるっきり違う顔だよ。早く食べて」
「顎が同じだわ」
「誰でもだよ!」
「可能性があるわ」
「違う! 赤の他人だ」
「じゃあ200ドル返して!」
「顎が何の証拠になるんだ?カエルに似た女はカエルの親か?」
「あなたはバーでママに会ったわ」
「だからといって子供が出来るとは限らないよ!」
「可能性があるわ」
「そうかもしれないけど、俺は違う!」
「じゃあお金返して!」
「大声を出すな! 感謝の気持ちはないのか?確かに金は使ったが、俺にも分け前をもらう権利があるぞ。近所の奴が君のために1セントでも出したか? 誰が切符を買ってやった? 20ドル持たせて電報まで打ってやったのは誰だ? 俺は何の義理もないのに君の世話をしているんだぜ。君は親戚の所に行けて、俺は車を買い替えた。これで公平だよ。黙って食べろ!」
「私の200ドル返して」
「あの金はもうないよ。わかってるだろう?」
「返さないと警察に言うわよ。あれは私のお金なんだから」
「でも、もうないよ」
「だったら稼いで」
ストーリー †
- 詐欺師のモーゼは、事故で亡くなった知り合いの娘アディを、ひょんな事から親戚の家まで送ることになった。モーゼは事故の示談金200ドルをせしめ、アディを汽車に乗せて別れようとしたが、アディはその顛末を聞いており、モーゼに対して200ドルの返還を迫った。
見所 †
キャスト・スタッフ・公開年 †
- 出演:
- アディ(女):テイタム・オニール
- モーゼ(男):ライアン・オニール
- 監督:ピーター・ボグダノヴィッチ
- 公開年:1973年
- 製作国:アメリカ映画
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