サスペンス
太陽がいっぱい †
名セリフ †
- 「私なら怒ってるわ」
「奴はどこで怒るかな」
「ひどい人ね」
「心配ないさ。奴の興味は金さ」
「だったら、どうして一緒にローマへ?」
「シーッ!」
「私だけじゃ退屈?」
「バカな事言うなよ」
「そうなら船を降りるわ」
「それから? なあ、すねるなよ。分かった。奴を降ろすよ。すぐに。どうだい? そして二人きりになろう。前みたいに」
- 「鏡の前で俺の真似をしていたな。やってみろ」
「こうか? "僕のマルジュ、愛してる。あいつは邪魔者だ。だが、俺が帰らないと、5000ドルは手に入らない。邪魔者はすべて消してやる"」
- 「おやじが君にやった時計に2500ドルを賭ける。ほうびの半分だぞ」
「帰らない気か?」
「マルジュを愛してるんだ」
「やろう」
- 「ありがとう、戻ってくれて。 彼はフレディと?ローマなの? 寂しいわ・・・ なぜ戻らないのかしら? 怒ってるの?」
「ああ」
「いつまで向こうに? 荷物は持っていったの? 教えて」
「置きっぱなしだよ」
「あと始末を頼まれたの? そんな事、任されて迷惑よね。 あとは追わないわ」
- 「彼はあっちで、一体何をしてるの? 元気なの?」
「さあね。 宿は別だし、たまに会うだけだからね」
「ウソをつかないで。 あなたも変わったわ。 なぜなのかしら?信じられないわ、タイプの手紙だなんて。自筆はサインだけよ」
「当てつけさ。気にするなよ」
「よそよそしくて、なんだか死人みたいだわ。前とは違って、あなたを誉めてるわ。本当の事を言って。彼は帰国したの?」
「よせよ」
「ごめんなさい。彼との絆をつなぐ人は、あなただけなのよ」
「思いつめるな」
「こんな話、うんざりよね。ナポリを案内するわ。素敵な町よ。ついでに小切手を現金にするわ。着替えるわ」
ストーリー †
- 貧しい青年のトム・リプレイは、金持ちの友人から、その放蕩息子のフィリップを、サンフランシスコに連れ戻す依頼を成功報酬5000ドルで引き受けていた。ヨットに乗っていた。トム・リプレイとフィリップと、その恋人のマルジュがいた。フィリップは、トム・リプレイを馬鹿にして、邪魔者扱いをする。トム・リプレイの心は、フィリップへの殺意と、マルジュの略奪に燃えるようになる。
見所 †
キャスト・スタッフ・公開年 †
- 出演:
- トム・リプレイ(男):アラン・ドロン
- マルジュ(女):マリー・ラフォレ
- フィリップ・グリーンリーフ(男):モーリス・ロネ
- 監督:ルネ・クレマン
- 公開年:1960年
- 製作国:フランス映画、イタリア映画
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