ドラマ
ライムライト †
ジャンル:ドラマ †
名セリフ †
- 「なぜ助けたの?」
「なぜ死を急ぐ? 苦しいかね? 問題は生きる事だ。あとは考えないでいい。人間は数十億年かかって存在を確認した。それを君は消そうとしている。宇宙のどんな物よりも重要なものだ。 星に何ができる?何もできぬ。ただ静止している。 そして太陽だ。45万キロの彼方から熱を放ってる。それが何だ。自然の資源を浪費してるんだ。 太陽はどうだ?意識がない。だが君にはある」
- 「人生は願望だ。意味じゃない。人生はすべて願望だ。バラはバラになろうと望んでいる。岩は岩になろうとしている。何を笑う?」
「バラと岩のマネよ」
「日本の木を見た事があるかね?こんなふうに傾いている。 パンジーはこうだ。 悲しい花はこうだ。ところで人生の意味をどう言っても中身は変わらない。バラはどこまでもバラだ。名言だな」
- 「いいえ、やっかいなお荷物よ。でもあなたが命を救ったからよ」
「誰でも過ちを犯すさ」
「ごめんなさい」
「君がよくない。若い娘が命を捨てるなんて。年を取れば命が惜しくなる」
「なぜ?」
「生きている事が習慣になるんだ」
「希望がなくても?」
「瞬間の命を生きればいいんだよ。すばらしい瞬間がいくらでもある」
「でも病気よ」
「私は半年前に死ぬと言われたが立ち直った。死と戦うんだ」
「私は戦いに疲れたわ」
「諦めちゃだめだよ。幸福のための戦いは美しいもんだ」
「幸福・・・」
「実在してるよ」
「どこに?」
「幼い時、私がオモチャをねだると父がこう言った。"心だよ。ここが最高のオモチャだ。すべての幸福の秘密がある"」
- 「笑ってくれないと悲しいもんだね。だが観客が笑ってるのを見てると胸が躍る。笑いの渦がこっちに迫ってくる」
- 「観客は好きだが信じられないよ。個人としてはいい人達だが、集団となると頭のない怪物で、どっちを向くかを知らず、どの方向にも向けられる」
- 「それがいけない。我々は自分を情けなく思いすぎる。街を歩いて稼ぐ。誰にだって生きる苦労はあるもんだ。それが人類の十字軍だ。こだわる事はない。忘れるんだ」
- 「人生を恐れてはいけない。人生に必要な物は、勇気と想像力とほんの少しのお金だ」
- 「戦うんだ」
「何のために?」
「見たまえ、君も認めてるじゃないか。何のために?人生そのもののためにだ! 生き、苦しみ、楽しむんだ。生きていく事は美しくすばらしいことじゃないか、クラゲにとっても。 君にはその上芸術がある。バレエがある」
- 「君は戦おうとしていない!たえず病気と死を考えている。 死と同じく、生も避けられない。生命だ。命だ! 宇宙にある力が地球を動かし、木を育てる。君の中にある力と同じだ! その力を使う勇気と意志を持つんだ!」
- 「バカな事を! カルヴェロが1回の舞台で旗を巻くの?あなたは偉大な芸人よ。今こそ芸人魂を見せる時よ、戦うのよ! 窓の所で私に何と言ったの?覚えてるでしょ?地球を動かす宇宙の力の事よ。あなたの中にその力があるのよ! 今こそその力を使う時よ、戦うのよ! ・・・見て、私歩けてるわ! 歩けてるわ! カルヴェロ! 歩けてるわ!」
ストーリー †
- 主人公はイギリスの道化師カルヴェロ。かつては喜劇王と称されたが晩年は落ちぶれていた。
ある日カルヴェロは自殺をしようとするダンサーのテレーザを助ける。テレーザは生きる意欲をなくしていたが、カルヴェロは心を込めて介抱し説教をする。
テレーザはカルヴェロの熱意に打たれて回復する。しかしカルヴェロは少ないチャンスの喜劇舞台を1日でクビになり落ち込んでしまう。
見所 †
キャスト・スタッフ・公開年 †
- 出演:
- カルヴェロ(男):チャールズ・チャップリン
- テレーザ・アンブローズ(女):クレア・ブルーム
- ポスタント(男):ナイジェル・ブルース
- 監督:チャールズ・チャップリン
- 公開年:1952年
- 製作国:アメリカ映画
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無題 †
映画好き? (2019-03-10 (日) 14:25:32)
今朝ライムライトを久しぶりに見直した縁でここにきました。
どのシーンも心に響きますが、今の私の心境では頭を指さすシーンが最もグッときました。
生きることに少々疲れたせいか、少年時代に、そして学生時代に見てきたライムライトというかけがいのない作品をあろうことか意識から離れていました。
映画は人生の先生ですね。
挙げればきりがないですが、一生素人、素人で終わるという台詞も考えさせられました。
また見直してみたい。
そして一生、折りに触れて見直したい。