ドラマ
死ぬまでにしたい10のこと †
ジャンル:ドラマ †
名セリフ †
- 「ダイエット中毒の友達がいるのよ。年中ダイエットしてるわ」
「最悪ね。 拒食症や過食症の人を大勢見てきたわ。私は看護婦なの。ダイエットなんて。 かわいい子供達ね」
「ええ、いい子達でしょ? あなたは子供は」
「いえ、私には不要だわ」
「どうして? 子供を産むのは愚かな事? それともいい男がいないとか?」
「いい男はいないけど、どちらでもないわ」
「自信がないの?」
「それはどうかしらね。 昔ね、看護学校の最後の年に小児科病院で実習してたの。小児科を選んだのは子供が好きだったから。私は一人っ子なの。そのせいかもね。 ある日、夜勤で出産を手伝ったの。難産でお腹の双子が危険な状態だったわ。そこで、帝王切開をする事になって、母親に麻酔をかけたの。それで・・・ 生まれた子供はシャム双生児だったの。体がくっついてて、肺は一人分しかなかったわ。泣き声も弱くて。 でも、他の赤ん坊となにも変わらなかったわ。 だけど、生き延びることは不可能だった。それで、医師達は保育器に入れて父親に説明したの。父親は見もしなかったわ。医師は赤ん坊を保育器から出したわ。死なせるためにね。私はこの子が死ぬまで付き添うと申し出たの。冷たい病室に放置するのが耐えられなくてね。30時間生きたわ。私は30時間抱き続けたわ。知ってる歌を全部歌った。この子達が見ることのないこの世の歌を・・・ 双子は私の腕の中でどんどん小さくなったわ。男の子が死んで、6時間後に女の子も・・・ それから、私は老人介護の看護婦をしてるの。 ごめんなさい、こんな話をするなんて。コーヒーありがとう。もう行くわ。ごめんね」
「来週、うちに夕食に来ない?」
「いいの?」
「ええ。是非来て欲しいわ。娘達も喜ぶわ。人魚姫の話の続きもぜひ話してやって」
「ありがとう、喜んで。あの話はハッピーエンドよ。ご招待ありがとう。じゃあね」
ストーリー †
- 若い母親のアンは、貧しいながらも夫と幼い二人の娘とで幸せな生活を送っていた。ある日、アンは突然体調を崩し病院に運ばれた。医師はアンに病気の事と余命について神妙に語りだした。
見所 †
キャスト・スタッフ・公開年 †
- 出演:
- アン(女):サラ・ポーリー
- ドン(男):スコット・スピードマン
- アンの母(女):デボラ・ハリー
- 隣人のアン(女):レオノール・ワトリング
- 監督
- 公開年:2003年
- 製作国:スペイン・カナダ映画
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