ドラマ
素晴らしき哉、人生! †
ジャンル:ドラマ †
名セリフ †
- 「ジョージ・ベイリーに神のご加護を」
「イエス様、友人ベイリーに救いの手を」
「息子を助けてください」
「神様、なぜ彼にこのような試練をお与えになるのですか」
「ジョージにチャンスをお与えください」
「愛する夫をお守りください」
「神様、パパを助けて! パパに会わせて!」
- 「ヨセフ、どうした?」
「下界で多くの者がジョージ・ベイリーのために祈りをささげています」
「ベイリーか。彼は今夜がヤマだ。さっそく誰か遣わそう」
「その事でご相談がありまして・・・ 順番では時計屋の番ですが」
「クラレンスがまだ?」
「彼は翼無しです。何しろ知能指数が低いですので」
「そうだが、彼は誠実で信仰心がある。使者は彼にしよう」
- 「お呼びですか?」
「そうだ。1人の男を救ってほしい」
「病気からですか?」
「いや、絶望からだ。地球時間の午後10時45分に、彼は自ら命を絶とうとする」
「とうでもない!さそく身支度をします」
「予備知識が先だ」
「この使命が成功したら翼は付けて頂けますか?200年も翼無しじゃはずかしくて・・・」
「その本は何だね?」
「ハハ、"トム・ソーヤの冒険"です」
「成功したら翼を与える事を約束しよう」
「おお、感謝します!」
「ちょっと座りなさい」
「ええ、でももう用意をしないと・・・」
「彼の事をもう少し知る必要がある」
「わかりました」
「よく見るんだ。町だ」
「見えません」
「ああ、そうだった。お前は翼が無かったな。仕方ない、一緒に見よう。 見えるか?」
「見えます、見えます」
「翼があれば千里眼だ」
「すごい!」
- この後、風邪をこじらしたジョージは、左の聴覚を失った。数週間後には元気になり、アルバイトにも行けるようになった
「ポッターさんだ!」
「誰?王様?」
ヘンリー・ポッター。金持だが冷酷な男だ
- 「千一夜の旅に耐えるカバンが欲しい。旅先のラベルをはるイタリー・バグダッド・・・」
「空飛ぶじゅうたんのようなカバンかい?じゃあこいつは?」
「おお、いいぞ。大きいね。ボート代わりにもなるそうだ。いくら?」
「無料」
「今無料と聞こえたんだが?」
「そうです。」
「ぼくの名が彫られてる」
「実はガウワーさんからの贈り物」
「昔、ぼくのボスだったんだよ」
「何の船で?」
「牛を運ぶ」
「牛を?」
「好きなのさ」
- 「私が代表してベイリー氏に哀悼の意を捧げます。彼はこの会社にすべてを捧げました」
「ピーター・ベイリーこそ"住宅ローン"そのものだ」
「お前が殺したのも同然だ!なのによくもそんな事を言えるな!」
「原因は商売の失敗だろう。彼は理想家だが商売人じゃなかった。高望みは破滅のもとだ。 例えばここにA・ビショプへの融資がある。なまけ者のタクシー運転手だ。銀行が融資を断ったのに、この会社は5000ドル相当の家を建ててやった」
「給料明細と保険証があります。おかしな人物じゃないですよ」
「彼の友人か? 賭けをしても友人だったら金が出るか。ハッハ かつて勤勉な労働者もいまやなまけ者だ。それともピーター・ベイリーと名のる夢想家が、彼らにいらぬ事を吹き込んだんだ」
「待ってポッターさん! 確かに父は商売人じゃない。会社だってみすぼらしい。だがそれは、父が私欲のない人だったからです。ずっと欲得抜きでやって来た。それは叔父がよく知っています。うちじゃ弟の学費も出ません。だが、あなたのスラムから何人かを救済しました。その何人かを人並みの生活に引き戻せたんです。あなたは金を蓄えるまで我が家を持つのは待てと言うが、何を待つんです?時が過ぎ子は離れ、老いてゆくだけです。彼らに5000ドルは大金です。あなたが彼らに対して思っている事は、"我が家なんて高望みはやめろ"です。我が父は我が家を持つのが当然の事だと言ってました。我が父は彼らを人と見ましたが、あなたは家畜と見ています。父は心豊かな人でした」
「くだらん!議題から外れてるぞ」
「頭に来るでしょう!この会社だけがあなたの思い通りにならないからです。しゃべり過ぎました。最後にひと言だけ、これだけは・・・ この会社は必要です。ポッターから人々を守るために!」
- 「ジョージ。昔君は、この町を出て世界を我が物にすると言い、わしを老いぼれた敗残者とぬかした!今の自分の姿を見てみろ。哀れな姿で助けを乞うている自分を!株も公債も不動産も無く、500ドル相当の証書だけで。ヒッヒッ・・・ 死ぬほうが価値になるぞ。君の好きな貧乏人の所に行ってみろ。やっかい払いにされるのがオチだ。残された道はひとつだ。州の監査官はまだいる。住宅ローンの株主として君を告訴する。会社の金の横領と帳簿改変の容疑だ。隠れようったって無駄だぞ。すぐに見つかる」
- 「君は本当に素晴らしい人生を送った。捨てるのは間違いだ」
- 「翼をもらうのも楽じゃない」
- 「生き直したい、神さま・・・」
- 「どうだ見ろ!メアリーが皆に訴えたら寄付が集まった!ジョージのためならみな心よく出してくれた、メリークリスマス!」
「マティーニさんだ!」
「メリークリスマス!」
「ジューク・ボックスの分だよ!」
「ガウワーさんも」
「ほんの少しだが」
「ニューヨークは取りやめよ」
「離婚用の貯金よ!でも独身だよ!」
「ヘソクリ出してきたよ!オマケだ!」
「家を持てたお礼だ」
「静かに!聞いて、ロンドンから"ガウワー氏より連絡あり わが社は君に25000ドルを融資する事になった サム・ウェンライト"」
「マティーニさん、ワインを」
「ハリー!」
「遅くなってしまったよ」
「道路が大変でね。外は吹雪だ」
「今夜はニューヨークじゃなかったの?」
「電報を見て飛んできたんだ。それでは乾杯!町一番の大金持のアニキに」
- 「友のある者は敗残者ではない 翼をありがとう クラレンス」
ストーリー †
- 主人公は心優しいジョージ。
世界を飛び回る夢があったが、幾多の出来事を経て父の会社を継ぎ、利益よりも人々の幸せを優先する経営に町の人々から慕われていた。
ある時、ジョージは自分以外の原因で大金を失い、絶望して自殺を図る。そんな時、天使クラレンスが自らの試練を兼ねてジョージを救おうと天から降りて来る。
見所 †
- 人生謳歌
- 社会は人々の存在と助け合いによって成り立っていることの象徴
キャスト・スタッフ・公開年 †
- 出演:
- ジョージ・ベイリー(男):ジェームズ・スチュワート
- メアリー・ハッチ(女):ドナ・リード
- 天使クラレンス(男):ヘンリー・トラヴァース
- ポッター(男):ライオネル・バリモア
- 監督:フランク・キャプラ
- 公開年:1946年
- 製作国:アメリカ映画
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